ーーガラガラ



図書室の扉を開ける。



クルリと辺りを見渡すと窓際で気持ち良さそうに寝てるシルエットが。



こんな古い図書室を私以外に使うのは黒澤君しかいない。



黒澤君に近づいて行くと、どんどんくっきり見えるようになっていく。



久々に見る黒澤君は寝顔だったけどとても愛しく感じると同時に他の女子のものになるなんて切なかった。



ジッと見つめていると黒澤君がモゾモゾと動き始めた。