お昼休み。



「優愛、屋上行こっか。」



七海ちゃんとお弁当を食べるため屋上へ移動。




「で、優愛、あの黒澤君との関係教えなさい。」




「へ…?あ、えっとね……」



七海ちゃんに、黒澤君と図書室で会ったこと、なぜか人見知りしなかったこと、全てを話した。




「ふーん、そんなことが。
てか、黒澤君すごいわね。優愛を人見知りさせないなんて…。」



「ねぇ、なんでだろうね?」



本当になんでか不思議。



「でもね、優愛、黒澤君とは関わらない方がいいわよ。」



「ふぇ?なんで?」



「だってね、黒澤君はヤンキーなの。
優等生にカツアゲしたり、
喧嘩をして、相手を病院送りにしたんだとか、いっぱい悪い噂があるの。」