――魂が、決めた寿命。
「あいにく、今のわたしの体力は本調子ではないからね、このままでは、わたしの防御は崩れるのは時間の問題だ。
そうなれば、わたしは愚(オロ)か、倉橋さんは殺されてしまうだろうね」
……そんな。
紅さんが殺されるなんてっ!!
自分が死ぬかもしれないっていう時に、冷静に話す紅さん。
わたしの方が焦ってしまう。
だって、大切な人が、よりにもよってわたしのせいで死ぬのは苦しい。
悲しいよ。
「そんな……じゃあ……どうしたら……」
「紗良、彼女と君の体を繋げている鎖を切りなさい。そうすれば、倉橋さんは殺されずにすむ」
そうすれば、彼女さんは倉橋さんを殺さなくてすむ?
紅さんも助かる?
だったら……。
わたしは、自分の足と眠り続けている彼女さんの魂に繋がっている鎖をたぐり寄せ、握った。



