美狐はベッドの上で愛をささやく


女性の容姿は、ショートカットの髪に、目鼻立ちがしっかりとした顔。

今は閉じているけど、目が開けばきっと大きな目が輝いているんだろう。

あたたかい雰囲気がある。





……そうだ。


この人……倉橋さんの大切な女性だ。




でも、どうしてこの人は鎖に繋がれているの?


今、目の前にいる女性は人型をしているけれど、たぶん、魂だ。


そして、わたしは体から離れ、むき出しになった魂のままここにいるわけで……。


だけどもし、この女性が魂なら、わたしと同化するはず。



それなのに一体化せず、しかも鎖に繋がれている。


まるで、何かに封印されるように――……。


……封印。




これって……これって……。



とても嫌な予感がする。




わたしは自分の意識を、倉橋さんと紅さんがいる『外』に向けた。




すると……。




「ぐっ、うわああああああっ!!」