美狐はベッドの上で愛をささやく


その感情は、今までずっと経験していた感覚と同じもの。

示しているものが何かを知っていた。

これは、わたし自身がわたしを守るために培(ツチカ)ったものだった。



その感覚が的中したと知ったのは、そのあとすぐのことだ。



「俺たち……? ……だけの……モノだろうが……」


それは、わたしを見下ろしていた男の人から聞こえた。



声はとても低い。

……まるで、地獄から放たれたような声だ。


その瞬間、わたしの体がふいに軽くなった。



それは、目の前にあった男の人の唇が消えたことを意味していた。




そして潰れるような大きな音が聞こえたと思ったら、苦しそうな声が聞こえて、それっきり静寂が戻った。

何が起こったのかわからなくって、目をこじあける。



……そうしたら……。




わたしの上には……わたしを襲う3人いた男の人のうち、ひとりだけがニンマリと口角を上げて笑っていた。


口からは唾液が流れ、血走った目が、怯えたわたしの姿を映す。