抵抗することさえも忘れて体が固まっているわたしの体に手が伸びてきた……。
ワンピースの上から、体がなぞられる。
「っつ!!」
紅さんじゃない手の感触。
それはまるで、ナメクジが這(ハ)うような……そんな感触だ。
気持ち悪い。
怖い!!
恐怖に包まれたわたしの体が、ビクンと震えてしまう。
「いい反応」
下卑た笑い声と一緒に、わたしの体を伝う手は足に向かう……。
……怖い。
イヤだ。
何をされるのかはわからないけれど、とても怖い。
「いや、いや……。離して……」
あまりの恐怖に、固まった体は動きはじめる。
手を動かすけど、男の人たちに固定されているから動けない。
「やっ、いや……やだっ」
紅さん。
紅さん!!
助けて!!
「助けて!!
たすけて……くれなっ……」
『たすけて、紅さん』
そう言おうとして、わたしは口を閉ざした。



