紅さんはわたしのことを、みんなよりもずば抜けて恥ずかしがり屋だと言うけれど、たぶん、わたしの反応はみんなと一緒だと思う。 紅さんが恥ずかしいことばかりしてくるだけだよ。 「さあ、行こうか」 恥ずかしくって、肩を縮めるわたしの背中に、紅さんの手がそっと触れる。 嬉しいと思う反面、汚いわたしに触れさせてしまっているという罪悪感が襲う。 でも、今日だけ。 今日だけだ。 だから……。 そう自分に言い聞かせ、紅さんと一緒に家を出た。