隣に座っている紅さんを見上げると、彼はひとつ微笑んで、わたしが思っていることを理解したかのように、ゆっくりうなずいた。
「紗良ちゃん、わたしがいない間はこのふたりに頼むといい」
そっか……やっぱりそうなんだ。
わたしの面倒を見てくれる人が、どんな人なのか少し不安だったから、生成さんと真赭さんを見て少し気が楽になった。
だって、この人たち、とても優しそう。
仲良く……してくれるかな?
同じくらいの年齢の友達なんて今までできたためしがなかったから、淡い期待を寄せてしまう。
父のお孫さんである美紗緒(ミサオ)ちゃんはわたしと同じ年だったけれど、やっぱり友達にはなれなかったもんね……。
でも…………。
やっぱり、ダメかもしれない。
わたしみたいな、汚い奴は、紅さんの親戚さん方々とは友達になってはいけない……。
迷惑をかけるだけだから……。



