「生成、あんた、食べるかしゃべるかどっちかにしたら?」
隣に座っている女の子はあきれ顔だ。
額に手を当てて、大きなため息をついている。
この可愛い女の子も、生成さんと同じで、紅さんの親戚の人なのかな?
「あたし、真赭(マスホ)よろしくね」
わたしの視線を感じたのか、女の子はにっこり微笑みかけてくれた。
真赭さん……。
そっか、この子が……。
たしかに、そう言われれば雰囲気がどこか紅さんと似ているような気がする。
綺麗な紅さんだもんね、親戚さんも可愛いに決まっていると思っていたけれど、真赭さんの容姿はわたしが想像していた以上だ。
「あ、よろしくお願いします」
挨拶を受けて、ペコリとお辞儀をした。
もしかして、今朝、紅さんが言っていたわたしの面倒を見てもらう『知り合い』って、生成さんと真赭さんなのかな?



