美狐はベッドの上で愛をささやく


今さら自分の愚かさに気がつくなんて!!



自分を責めるわたしの視線は、また勝手にシーツの上に逆戻りする。


「紗良ちゃん?」



そんなわたしを見た紅さんは困っているようだ。


わたしが困らせているんだ。



「…………ごめんなさい」

どうしよう。

どうしよう。


やっぱり、どこに行ってもわたしは役立たずだし、どこに行っても厄介者にしかならないんだ。




「ごめんなさい。


ごめんなさい。


ごめんなさいっ!!」




――ああ、やっぱりわたしはここにいちゃいけない。


紅さんに迷惑がかかってしまう。




「ごめんなさい。


ごめんなさい……」


胸が苦しくて、心が悲しくて、だからひたすら謝り続ける。


視界はグニャリと歪んでいるし、わたしの涙が頬を伝い、白くて綺麗なシーツに落ちていく。


ああ、どうしよう。

シーツが汚れる。

泣いちゃダメ。

泣いたら、汚れる。