「え、やだ…」 止まらない。 ふいてもふいても、とまらないーー…。 その時、柊くんがあたしを ぎゅっと、抱きしめた。 「ーーー追いうち、かけてもいい?」 「え?」 ″ーーー追いうち、かけてもいい?″ あたしは、その意味がわからない。