…最近、優翔を見てもなんともおもわなく
なった。





断ち切れてきてるみたい。






「…花恋先輩。」




帰り道、拓磨くんはあたしの横を歩きながら話しかけてきた。







「今週末の祭り、よかったら一緒に
行かない?」





拓磨くんはそういうと、

プイッと違う方向を向いた。







けど、見える。






「み、耳…赤い…」






あたしまで、鼓動がはやくなった。