明日も晴れ


今泉君っぽい。
求めていた的を得た答えは得られなかったけれど、今泉君らしい答えに納得。



「そうなんだ」



つい笑ってしまったのは今泉君に対してだけでなく、私に対しても。
都合のいい答えを期待しすぎた私に、残念でしたとの意味を込めて。



ようやく料理が運ばれてきて、今泉君と私の目の前に料理が並ぶ。
同時に、やっと見えてきた希望の光が胸の曇りを消し去っていく。



この夏が最後じゃない。
まだ、これから先も私たちには未来がある。



そんな風に考えたら、ずいぶん気持ちが楽になった。



黙々と食べ進める今泉君を窺いながら、今日こそは先に食べ終えてみせようかと意気込む。



どうせなら同じ大学に通うことができたらいいなと思うけれど、それは私の学力では叶うまい。さすがに今泉君も、そこまで落として『鶏口』となるつもりはないだろう。



「芳田さん」



勢いよく食べているところを、今泉君が呼び止める。



私の食べるスピードに臆したのかと思ったら、そんな顔でもない。今泉君には珍しく、なんだか弱気で申し訳なさそうな表情に見えなくもない。