中3になって周りが進路でそわそわしてた。 あたしは、マサトと一緒ならどこの高校でもよかった。 『マサトは、どこの高校行く?』 『俺は、あの進学校。将来は、弁護士になりたい。』 『マジで!?あたし無理やん。』 『はぁ?サユリが俺と同じ高校に行く気だった?ウケる!冗談キツすぎ!』 あたしは、キレた。 『…あたしもマサトと同じ高校に絶対行く!』 『はいはい。』 なんかくやしい。 マサトにとってあたしの存在ってなんなん? ただの処理材料? あたし、マサトに愛されてない?