おとしもの




涼のキリッとした整った顔が不思議そうな変な顔になったけど


「…意味分かんねえ。…けど、俺は多分どうもしない。」

ちゃんと答えてくれた。

「なんで?」

「今、信頼してるやつが傍にいて、やりたい事やりたいだけやって、食いたいもんも好きなだけ食って、寝たい時に寝る。後悔する事もねぇのに死ぬ前にしたい事なんかねぇよ。」

「……そっか。」

それが何となく腑に落ちる答えだった。