そう告げられた後15分くらい6畳の部屋で何かを話した。

だけど、何を話したかは覚えていない。
そんなことよりも、
バイクが無くなったことの方が重要だったからだ。

フッと見ると周りは吉山と俺だけだった。

渚「お前がアウトバーンに入れようって
提案したの?」

吉山「そろそろ入らないとやばいぜ?
渚も目立つんだからこのまんま入ろうぜ
それに、ギャングに入ってもヨシオさんみたいにかっこいいバイク
乗れるんだしさ」

その言葉は惹かれた。
でも、俺を強引にチームに入れようとしたのが気に喰わなかった。

渚「お前とは合う時は合うよ。
でも、バイクが好きだからバイクのチームに俺は入る。
お前はギャング頑張って俺はバイクにしよう」

感情を出さないように明るく言った。
でも吉山の反応は違かった。

吉山「は?お前マジで言ってんの?」

うなづくと続けて

吉山「お前さー。好きなことばっかやって目ぇつけられないと思ってんの?
ヨシオさんいい先輩じゃん。
このままついてこいよ。
長野でデカイ顔できた方がいいだろ」

渚「確かにヨシオさんはいい人だったけど勧誘の今だけかもしれないだろ」

そう言うと吉山は俺を睨みつけた後
寝るわ
と言って寝た。

それでその日は気まずいまんま吉山の家を後にした。

メールにはいつ交換したか覚えてはいないがなつみから連絡がきてた。