「………あ!あった!遥斗!同じクラスだよ!!」

「お♪瑞希よかったじゃん♪俺が同クラじゃなかったらお前一人クラスで浮いてたな♪」

「なんで私は友達ができない設定になってんのよ……いーっだ!別に遥斗なんかいなくたって友達できるもーん」

「はいはい(笑)分かった分かった」


そう言って遥斗は私の頭をポンポンと撫でる。


「……子供じゃないもん」

「お前も素直じゃないな〜(笑)素直になれば可愛いのに」

「なっ…//うるさいなぁ!もう!」

「よしよし」


遥斗はまた私の頭を撫でる。

(だから子供じゃないってば!……でも少し落ち着くかも……)

遥斗の大きな手に安心感を抱きながら、体育館へと向かった。