鈴姫伝説



「……説明するより、あなたは前世の記憶を取り戻したほうがいいかもしれない……」



「え?」




「私が手伝うわ」



返事をする前に女神様は立ち上がってあたしをソファから立たせた。



手を引いて、バカデカイ部屋の真ん中へ、誘導する。



あたしはただ、されるがまま。





女神様は呪文のようなものをブツブツと口の中で唱えたかと思うと、あたしの額にそのキレイな白い手を付けた。








「すずかの中に眠る鈴姫の深き記憶よ……今ここに……」









──パァアァアアア!!




女神様の髪の色のような濃い紅色の光に包まれると、あたしの意識は途切れた。