鈴姫伝説



優しい……男の子……。


“昔は”ってことはやはり変わってしまったんだ。


なんだか、千は悪い人には思えないもの……。



女神様の言葉に安心している自分がいた。





「…………なぜ……変わってしまったんですか……?彼は」





その事が心の奥底をモヤモヤさせる。


気になったらすぐに解決しなきゃ、気がすまない。




「千は、消えようとしてるの……

この世界から……」



「え?どういうことですか?」



気づいたら、聞き返していた。



ワケが分からない。



この世界から……消える!?



ゆきなも眉をひそめている。


ミューマは気がつけば、この部屋には居なかった。



まぁ、里帰りみたいなものだし、ミューマはこの話を知ってるだろうし。



いいかな……。





「千は不老不死でしょう?だから、









伝説の鈴を探しているのよ。










どんな願いも叶える奇跡の力を……」










女神様の声は悲しそうだった。



死のうと……してる……?



な、んで……?





身体がだんだん熱くなり始めた。



身体の奥底から、変な怒りが込み上げてくる。



どうしたの?



あたしの身体……。



違和感のある気持ちに戸惑っていると、女神様は何か呟いた。