優しい……男の子……。
“昔は”ってことはやはり変わってしまったんだ。
なんだか、千は悪い人には思えないもの……。
女神様の言葉に安心している自分がいた。
「…………なぜ……変わってしまったんですか……?彼は」
その事が心の奥底をモヤモヤさせる。
気になったらすぐに解決しなきゃ、気がすまない。
「千は、消えようとしてるの……
この世界から……」
「え?どういうことですか?」
気づいたら、聞き返していた。
ワケが分からない。
この世界から……消える!?
ゆきなも眉をひそめている。
ミューマは気がつけば、この部屋には居なかった。
まぁ、里帰りみたいなものだし、ミューマはこの話を知ってるだろうし。
いいかな……。
「千は不老不死でしょう?だから、
伝説の鈴を探しているのよ。
どんな願いも叶える奇跡の力を……」
女神様の声は悲しそうだった。
死のうと……してる……?
な、んで……?
身体がだんだん熱くなり始めた。
身体の奥底から、変な怒りが込み上げてくる。
どうしたの?
あたしの身体……。
違和感のある気持ちに戸惑っていると、女神様は何か呟いた。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

