鈴姫伝説




──パチィン。



スイッチを切るような音がした。






「お姉……ちゃん……?」




「ゆきなっ!」



知らぬ間に涙が滲んでいた。


前が見にくいが気にしない。


もう、心配させて……。


「ゆきなが……ゆきなが起きたミュ!!」


よかった……。


ミューマも明るい声をあげる。


「チッ……」


顔を歪めて千は短く舌打ちをした。