鈴姫伝説






伝説の鈴の精霊が輝いたかと思うと、あたしを包んだ。






「お、姉ちゃん……?」





あたし以外に伝説の鈴は見えていないんだろうか。




ゆきなが不思議そうな顔であたしを見つめる。




そんなゆきなを横目に、あたしはゆっくりと通りすぎた。





剣を構えたままのロイルも、目を見開いてあたしを見た。



そして、そこをあたしに譲ってくれる。