鈴姫伝説





けれど、考えているヒマはないようだった。




「あなたの考えていることはわかるわ。



今、“伝説の鈴”は壊れてしまったものね。




でも、それは鈴姫が言っていたように形が壊れただけ。



私はその伝説の鈴の意識……のようなものなの」





たしかに彼女の身体は光でできていて、反対側にいる女神の姿が透けて見える。





「──私はあのとき、鈴姫に守ってもらってから、ずっと鈴姫に忠誠を誓ってきた。




だから、鈴姫の生まれ変わりであるすずかが生まれたとき、あなたのもとへ行き、変身の鈴としてすずかを助けてきたわ。




すずか、あなたにこの悲しい戦いに終止符を打ってもらうために……!」




衝撃の事実だった。



あたしはコクリと頷いた。




それを見て、伝説の鈴も微笑んで頷く。