鈴姫伝説





鈴姫……。



どうしようもない、孤独感に飲み込まれそうになったけど。



あたしは真っ直ぐ前を向いた。



もう、迷わない。




「すずか」



あたしの前にさっきの金髪の妖精が舞い上がる。




この子……髪の色が違うけど、カレンデュラで現れた伝説の鈴の精霊とかいう子に雰囲気が似てる……!





「あなたは……誰?」




あたしは思わず誰ともわからないその子に話しかけていた。




「私は伝説の鈴よ」





「──へっ?」




その子の言葉はあたしの右耳から左耳に抜けていった。




けれど、すぐに思い直す。




伝説の鈴……!?




さっき、女神に……。