鈴姫伝説





その子をしっかりと見る間もないくらいの早さで、鈴姫があたしに語りかける。




『すずか、あなたが心から愛している助けたい人のことを想って……』




愛している人……?




もちろんそんなの、わかりきってる。





『叶わなかった、私の分も。



私の生まれ変わりのあなたに、私の想いを……託すから』




「ッ!」




胸が張り裂けそうになる。




その悲痛な想いは、誰よりもあたしがわかっている。



千……。