鈴姫伝説







『やめなさい、女神……』




そのとき、勝手に口から言葉が溢れた。




ふぇ……?



あたしの声じゃない!?





「──なぜだ……」





女神は低く唸る。



世界は滅亡しなかったの?






「そなた……”鈴姫“か……」



『そうよ。


今、私がすずかの身体を借りている』




また、勝手に身体が。



ってか、鈴姫?



あたしの中にいるの?



喋ろうとしても、鈴姫に乗っ取られているせいか、声が出ない。





『滅亡しない理由がわからないようね……』



「なんでも願いが叶うのではないのか!?」



平然としている鈴姫に噛みつくように女神は怒鳴る。