しかし、敵もそう簡単には行かせてはくれない。 「鈴姫、覚悟!」 階段を駆けていると、羽根の付いた矢先に霊力の炎を灯した矢が、何本も飛んでくる。 「ちょっと! もー、仕返し! 氷結百柱!」 「うはあ……ッ!」 ゆきなが、氷の柱を何本も生み出し、あたしたちを狙って弓矢を構えていた天使たちを氷付けにしていく。 そのたびに純白の羽根が紫色の空に舞った。 「…………」 ロイルはただ、無言であたしの前を走り、次々と不思議なオーラの宿る剣で、矢を切り裂いた。