「そうだったの……」
沈黙を破ったのは、うっすらと涙を浮かべているゆきな。
ほかのみんなは黙りこくったままだ。
今しかない。
みんなを説得するには!
「あたし、千を助けに行きたい。
ううん、いかなきゃ」
「でも……」
ゆきなが反対する。
「霊力、体力が戻っていない。
危険なところへ自ら突っ込むのと同じだよ」
銀さんも心配そうにあたしを引き留める。
ほかのみんなもそうだ。
わかってるよ……でも……。
「それでもあたし、行きたい!
千が、千が好きだから……」
宣言すると、ロイルが悲しそうな顔をした。
ゴメンね……。
「あたし、もう後悔したくないの。
前世でも、千を信じきれなかった……だから、今、こうなっているの。
もう、一人にはしないって、鈴姫に誓ったの……」
だから、お願い。
あたしに天界へ行かせて……?
「……すずかなら、そう言うと思っていた」
静かに聞いていたナディが、言った。
そして「これ……」と何かを取り出す。
「それは……!」

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

