「ねぇ、ここ、どこ?」 あたしはロイルの服の袖を掴んだ。 知らないところ。 来たことないと思うし……こんな豪華なところ。 「ここは、カレンデュラだ。 俺達、鈴の国の」 静かな部屋に、低い声が響く。 「ここが……?」 鈴の国、とか言うからもっと違うものを想像してたけど……普通の家みたい。 「そして、俺達の住んでいる王宮の一部屋だ」 ロイルたち、王宮に住んでいるんだぁ……。 あ、アンゼリカがお姫様だもんね。 暗い部屋に、ロイルのキレイな顔が浮かんでいる。