「…………」 あたしの腕の中で、艶は光の粒子となり、消えてしまった。 すると、チリン……と、音がして、何かが彼女の中から転がり落ちた。 拾い上げると、それは白い鈴だった。 艶……。 あたしはそれを左手のブレスレットにつけた。 なんだか、身体が温かくなって、少し軽くなったみたい。 ありがとう……。 あたしは、涙を拭った。 もう、泣かない。 「女神!!」