あたし、どこかで信じてたんだ。 女神様は、敵なんかじゃないって。 あたしたちの、味方だって……。 二人を助けに来たけど、どこかで女神を確かめに来たのかもしれない。 それでも、さっきの彼女はもう、天使ではなかった。 あたしの知らない人……。 これまでにない、恐怖があたしを襲った。 一人で来たのに……。 「助、けて……千……!」