どっと押し寄せるように疲れが身体を襲った。 「すずか!!」 ナディの金切り声のような叫びが、耳に焼き付いた。 フワリと身体が光を発し、変身が解けた。 ナディの叫びを聞きながら、あたしは意識を失った。 昔あったことを千に言ったけど、ダメだった。 あたしの言葉、もう彼には届かない。