隆太side*

今俺の腕の中にいる愛おしい人。俺はコイツがいなきゃ死んでしまうくらい好きだ。

俺は腕に力を込める。

「隆太く・・・くるし・・・」

「我慢して」

俺は今は絶対に離したくなかった。俺はコイツと一緒に一生を生きたいと思う。

「桃花。お願いがある」

「なに?」

「俺と、結婚してくれ」

「けっ!?」

明らかに動揺してる桃花。

「卒業したら、俺と、結婚してくれ」

俺は頭を下げる。

「うん。いいよ」

桃花は微笑んだ。いつもより優しい温かな笑顔で。

歩道橋の上で俺たちは甘い甘いキスをした。