プレイボーイの溺愛


桃花side*

目を覚ますと、そこは保健室だった。

起き上がろうと体を起こす。少し痛みはあるが薬が効いたせいか動ける程度になっていた。

みんな帰っちゃったかな。私が起きたのは、午後五時半。今日は部活がない日。先生はまだいるだろう。亜子達帰ったかな。私はスマホを取り出す。

電源を入れると表示されいた文字は【メール1件。隆太くん】という文字だった。

私は急いでそのメールを開く。

私はメールを読んだとき自然と涙が次々と溢れた。

「なん・・・で。うっ・・・どうしてよ!」

私は一人で叫んだ。

「桃花ちゃん?起きた?」

カーテン越しにひょっこり顔を出したのは、愛空くんだった。

「愛空くん・・・」

「さっき叫んでたけど・・・?」

聞かれたたんだ。私はその驚きとメールの悲しさのあまりスマホを床に落とした。

愛空くんが拾ってくれたが、愛空くんは画面を見てしまった。

「桃花ちゃん・・・泣かないで・・・。隆太は本気なわけじゃない。きっと何か理由があると思うんだ。だから、行っておいで?地図書いてあげるから」

「うん」

私は愛空くんが書いてくれたわかりやすい地図を元に走った。


あの時のメールの内容は・・・。

【桃花。俺は、お前の悲しむ顔を見たくない。だから。


別れよう。】

そんな内容だった。私が隆太くんと分かれて笑っていられるわけがない。

私は走り続けた。彼の名前を呼んで。


私はやっとたどり着いた。

私はスマホを出し、隆太くんに電話をかける。

-プルルルルル。ガチャ。

「もしもし。隆太くん。話したいことがあるの、出てきて」

『桃花・・・ごめ・・・』

「ごめんは聞きたくない!早く出てきてよ!私が隆太くんと分かれて悲しまない顔をすると思う!?笑ってられると思う!?隆太くんがいなくなったら私は!私は・・・・この世にいられない。わかったら出てきて」

-プッ。プ-プ-。

私は隆太くんの返事を待たずに通話を終えた。というか、強制終了させた。