生まれつき、目がパッチリな私。
そして、高校生になり事務所からスカウトされた__。


3月ヘンリム公演芸術高等学校へ入学した。勉強はできる方ではあったが、英語は必死に頑張った方だ。
おばあちゃんが韓国人なので、私は日本の高校ではなく韓国の高校にやってきたのだ。

ヘンリム公演芸術高等学校では、アイドルの様な容姿の人、また本物のアイドルの方が在籍している。
日本から急にきたせいで、友達が出来ないと思っていたが、案外話しかけてくれるもんだ。すぐに韓国の子と打ち明けた。

入学式から1ヶ月ほどたったある日


「ね、ちょっと時間ある?__」

放課後、友達と別れて一人で歩いていると女の人に声をかけられた。

「あ..はい。」

あれかな?チラシ販売かな?まあ、ついていこう。と軽い気持ちで行った。それが、運命の別れ道であったのはしるよしもない。