帰り道も俺は千葉と一緒にいた。 いつもの軽口を叩く千葉なら帰り道に静かになることはなかったけど、今は違う。 俺はもとから自分から会話することも少ないし、千葉は変わったし。 でもこの沈黙は苦痛ではなくて、穏やかな気持ちでいられた。 たまにはいいかもしれない。