silve shining

「2人とも、お疲れ様ー!」

 ベンチへ戻ると、一番に美樹が私に抱きついてくる。

 そんな美樹をバランスを崩しそうになるが、私はしっかりと受け止める。

「うん、ありがとう。」

 そう、美樹にお礼をする。

 すると、美樹の身体が突然フラつく。

「もう、葉月…。その笑顔はダメだって…。」

 そう結香に言われ、私はあの日を思い出す。

 やばっ…デススマイルだった。

 なんで自然に出てきちゃうのかな。

 いつも笑ってる時と今笑った時とはどんな違いがあるのだろうか。

 もしかしていつも私ってデススマイルだったりしてないよね?