silve shining

 隙アリ、だ。

 そう心の中で呟いて、私は上空へ高くジャンプする。

 余りにも跳びすぎて、誰もが息を呑んだ。
 
「ちょっと跳びすぎたかな。」

 そんな事を呟き、私は早速魔法を出す。
 
 “炎射弓(ヴァンアロー)”

 無詠唱で魔法を出す。

 この魔法の難易度はD誰にでもできるような魔法だ。

 私の攻撃技に気が付いた笹目君。

 あれれ、難易度Dだからって、

「舐めちゃいけないね」

 次々と炎の弓が笹目君目掛けて飛んでゆく。