silve shining

 私がそう言うと、

「そうなのか。でも、どうしてもお前の本気が知りたい。霊力調査の時…あれは本気じゃないだろ。」

 と、私を見据えて言った。

「あぁ、あれね…。いや、まあ霊力抑えたけど、逆に本気出したらこの学園壊れちゃうからさぁ。」
 
 すると、2人は驚いていた。
 
 だけど、すぐに

「お願いだ。一度だけでいい。」

 そう言って頭を少し下げる笹目君。

 そんなに風にお願いされたらね……。

「うーん、分かった。でも、私でいいの?」

「どういう事だ?」

「霊力調査の時、手加減してたのは私だけじゃない。紫桜も理人も、それなりに手加減してたんだよ。なのに、私でいいの?」

「お前が…一番霊力が強そうに思えたんだ。まぁ、常習犯らしいしな。」

「その話、聞いてたんだ…。まぁ、そうゆうことなら分かったよ。それじゃ、また明日。」