silve shining

 バッジ、受け取りに行こう…。

 そう思い、歩き出すと、

「お前が、藤咲葉月か?」

 私の名前を呼ぶ男の声が聞こえた。

 振り返ると、そこには2人の男子の姿。

 見たことのない顔からして、私と違うクラスだったのだろう。

「私に、何か用かな?」

 私がそう言うと、「やっぱりか」と呟き、

「お前に勝負を挑む。明日、昼休みに体育館でやる。」

 でました。

 私の嫌いなパターン。

 なんでこうも勝負挑まれるかな。
 
 一方的に。

「私、そう言うの嫌いなんだけどな。」