silve shining

「幻影・夢奏ーゲンエイ・ムソウー」

 私が小さくそう呟くと、私の分身が出てくる。

 この分身は、ただの分身ではない。
 
 喋るし、歌うし、物もさわれるし、とにかく色々な事ができる。

 勿論、魔法も使うことができる。

 これは、魔力、霊力が共に高い私だからこそ成せる技。

『この技は、葉月だからできるんだ。いや、この世界で葉月にしか成せない技かな。だが、油断するな。素人目には見破れないとしても、かなりの上級者、もしくは……葉月と同じ、龍の血筋を持つものだけだ。』

 そう、父に言われたのを今でも覚えてる。

 つまり、もしこの術を見破れたら、麗奈はただ者じゃない事が判明するわけだね。

 ま、霊力は半端じゃなさそうなのは分かってるんだけど、やっぱりなんか引っかかるんだよね。