silve shining

 そして、暫くの静寂の中、沈黙を破ったのは司会の美浦美樹の言葉だった。

「winnerは藤堂紫桜です!何が起こっていたのでしょう!私達には見えない戦いが繰り広げられていました!」

 すると、会場が一斉に騒ぎ出した。

 ベンチの方を見ると、葉月が微笑んでいた。

 僕も微笑み返し、ベンチへ戻った。

「お疲れ様!紫桜。」

「お疲れさん。」

「なんか凄かったな。」

「何が起こったのか分からなかったよ。」

 戻ると掛けられる数々の言葉に、僕は苦笑いをした。

 まぁ、幻を見せてたからね。