silve shining

 最後でも無かったが、初めて負けた時の悔しさが、鮮明に蘇る。

 そうだ。

 俺が初めて負けた奴の名前は一ノ瀬慶だ……。

 奴が…一ノ瀬が…。

 「一ノ瀬……今度こそ…。今度こそ勝ってやる……!」

 足の速さで無理なら、魔力、霊力で…。

 頭脳で……。

 絶対に勝って見せる…!

 そう、結香に言ったんだ。

 結香は、最後まで諦め無かった。

 俺は、この悔しさをバネにしてやる。

 そして、奴に勝って、紫桜へバトンを渡さなければ。