silve shining

「っ…!」

 まただ。

 一ノ瀬は、俺の予想を上回る。

 俺の反応が遅いのか?

 いや、俺は小、中学校まで、足の速さは誰にも負け知らずだった。

 いや…1人だけ。

 1人だけ、俺は足の速さで負けた時があった。

 一昨年の、陸上大会で…。

 決勝まで行った時、化け物じみた速さの奴がいた。

 俺は、ソイツに大差で負けた。

 確か名前は…。

 俺は記憶を思い出し、目を見開いた。

 蘇る当時の悔しさ。