silve shining

 その間に、私は魔法の発動準備をする。

「蒼き水の波紋…我が足元に広がれ、其れよ。氷針獄零凛(シャレスティ)…!」

「上級魔法っ…!?くっ、僕の作戦が…!」

 先輩の作戦なんて知ったこっちゃない。

 私は、悲痛な先輩の叫びに顔を歪ませた。

 女っぽい顔には、ウラがあったらしい。

 先輩は今、作戦通りに行かず、叫んでいた。

 そんな2人を、砂埃が包んでいた。
 
 私は只、葉月達が待つ、ベンチへと向かって歩いた。

 なんか、いろいろと疲れたな…。

 亜紀、絶対に勝ってよね。

 私、その為にこうやって頑張ってきたんだから。

 負けたりしたら許さない。