silve shining

「あぁ、胡桃さんはね、私の母の妹なんだよ。因みに、教頭の祐先生の母親。」

「そう、だったんですか。」

 麗奈が驚いた用に胡桃さんを見つめる。

「うん。あ、このことは誰にも秘密だよ。麗奈だから言ったんだ。」

「分かった。誰にも言わないわ。」

 そう言った麗奈の目は、嘘をついているようには見えなかった。

 すると、麗奈が聞いてきた。

「ねぇ、葉月。私、ずっと気になっていた事があるのだけど…。」

「何?答えれる事なら答えるよ。」

「…笹目亜紀との戦闘、見せてもらったわ。その時見てて思ったんだけど…あなた、龍の子供なの?」

 その質問に、部屋の空気が沈むように重たくなった。