silve shining

 すると突然、部屋に愉快な音が鳴り響く。

 それは、悠斗の腹の音だった。

「腹へったぁー。」

 力が抜けたような声に、私達は一気に笑い出す。

「待ってろ。今から俺が料理作ってやる。何が食べたい?」

「えっとー。オムライス!」

 そのチョイスに、更に笑う私達。

 すると、悠斗は口を尖らせて、

「なっ、何だよ。亜紀のオムライスは格別なんだぞ!」

「いや…うん。でも、そのチョイス…小学生じゃ無いんだから…!」

「まぁまぁ。そう言えば、亜紀は料理亭の息子だったっけね。何が作れるの?」

「まぁ、ほぼ全般作れる。」

「へぇー。凄いねぇ。」