silve shining

『どうしたの?』

 心の中でそう返す。

『いえ、対した用ではないのですが。貴女はやはり、貴女だな、と思いまして。』

『あははっ、そう?それは、つまりあの頃のままってこと?』

『いいえ。あの頃とは確実に何かが違います。ですが、その優しい内側はあの時のまま、と言えば伝わりますか?』

『うん。ありがとう。でも、まさかセラフィスが私の使い魔になってくれるとはね。』

『その点については、先程も言ったでしょう?貴女になら、私の全てを捧げても良いのです。何より、貴女を信じているのですから』

 セラフィスは、私の過去を知っている。

 それでも、私に仕えてくれる。

 とても、嬉しい。