こんなあたしおかしい………?
「向こうの道いこ?」
春があたしを思ってくれる。
なんて優しい親友
心と違う動きをする目。
逃げちゃダメ。
りんをもっと見ていたい。と
歩く足が止まりそう。
目がずっと2人を追ってる。
「大丈夫だってば、いこ?」
「…う、うん。」
向こうと距離がもうほとんどない。
おちつけ。
もうすぐ…
『だからね〜ーーー。』
『ーーーー。』
4つの足音と足音が重なった。
気付かれないように。
すれ違いざま、
りんを見ないように。
目を伏せる。
「行ったね。」
「うん。」
はぁ。
心臓が持ちません。
あ、これ毎回です。
