離れたのは
気持ちがばれたからだと思った
なんでかはわかんない
それで
りんは目の前から
いなくなった
辛かった
ただそれだけが
あたしの心に居座っていた
ーーー……。
「……大丈夫か?」
駅で話を聞かれたあと
あたしたちは昔よく遊んだ
近所の公園にきてた
ベンチに横並びで
腰掛けているけど
心臓の音が聞こえるくらい動く。
おさまれ!
おさまれ心臓よ!
「うん。
大丈夫だよ。
助けてくれてありがとう。」
「……。
おう。」
本当のりん
かっこいいなぁ
「ちょっと
びっくりしただけだから。」
「…。」
迷惑かけたくないって思んだ
「ひ、久しぶりだね。」
「ああ。」
「4年ぶり?
さっき隣で歩いててびっくりしたよぉ
あたしより全然背が高くて。」
「時間も経てばそうなる。」
時間。
りんが抜けた時間。
りんの中にあたしが
存在しなかった時間。
その響きが頭に残る。
あたしの中のりんの空白部分。
「…あんは変わらないな。
本当に」
「それはちょっと
ひどいんじゃない?」
微笑んで見せるけど
考えるほど顔が引きつる
この時間は?
夢?
あーあ、
このまま時間が止まってしまえば
いいのになぁ
