「誰かが見てるかもしれないから...
5m後ろでついてきて!」

「あ、あぁ...」


そう言って私は、早く学校から出るために全速力でかけ出した。


後ろを見ると、ちゃんと翔琉はついてきていた。


とは言ったものの、誰にも見られずに会話できる場所なんて思い当たらなかった。